連休も母の日も終わって、いよいよ今週は五月一度だけの講座の日です。
私の連休は、どこにもでかけないで、お家でごろごろしてました。
でも、一日だけ四天王寺さんの古本市に行って、おもしろい本をみつけてきました。
また、四天王寺周辺は夫の会社があったところなので、退職以来行く機会のなかった夫の
いつもランチをしていたイタリア料理屋さんに行って、シェフと懐かしいご対面を果たしたり・・・。
ここ、とても良心的でいいお仕事なさってましたよ。

買った本は中野翠さん中心に三島由紀夫となーーんとミヤコ蝶々さん。

三島由紀夫の「小説とは何か」はとてもおもしろかったですよ。
自殺した年のもので、文学的遺言ですねぇ、どう読んでも。
中でもおもしろかったのは「遠野物語」の中で
あるお婆さんのお通夜に玄関からそのお婆さんがいつも着ていた着物を着て
囲炉裏の傍を通りすぎる。それを見ている人があっけにとられていると
囲炉裏の傍にある炭入れに少しおばあさんの着物の裾がふれて
炭入れがくるくると回った・・・・この表現こそがフィクションである小説に命を与える表現であり
くるくると炭入れが回ったと「書く」ことが小説である、という部分。
自分が勝手に作ったでたらめ話がでたらめにならないために何が必要か・・・いやあ、これはよく言い表していますね。
「女ひとり」は、自分語りですが、これはとても頭のいい女の人の、達観した自分史で
最初のご主人が如何に魅力的な人であったかが、伝わってきます。
どう読んでも、そのあと出会う男性は人生の「つけたし」にすぎない。
だから、南都雄二さんが浮気をしても、本当は蝶々さん、そんなに傷つかなかったのでは。
ただ、相手に子供ができたということだけは傷煮なったと思いますが。
ところどころに、・・・・・てなことをいいまして、なんて表現も出てきて、ゴーストライターでなくご自身が
本当に書かれたものだと思うと、よく書けていると感心します。
中には田辺聖子さんの小説みたいな描写もあって、古本市ってこういうもう手に入らない本に出会えるので嬉しいですね。
いい古本というのは、大きな古本市ではレジの近くに置いてありますよ。
母の日は、なんと長男が父の日の花、紫陽花をくれました。
小さいカーネーションは彼が去年くれた鉢植えが咲いたものです♪